【読了】女の子は本当にピンクが好きなのか 堀越秀美

とても勉強になりました。
読んでよかった。

『女の子＝ピンク（あるいはお人形遊び、おままごと）が好きである』という認識を『そういうものだから』とそのままにせず、色々な事例で検証しています。

特に、ピンクカラーの職業（美容師、パティシエ、お花屋さんなどなど…）に関する話が面白かった。

考えてみれば、リカちゃん、バービー、キーウィちゃんだって、女の子キャラクターの憧れる職業は多くが現実には低収入あるいは一部の限られた人しかなれない（芸能人など）職業が多い。彼女たちと同じように小さい女の子が『パティシエになりたい』『モデルになりたい（スーパーモデルは高収入だろうけど）』と言うことは微笑ましいことのようだけれど、決してそれは悪いことではないけれど、それがおもちゃやキャラクターによる刷り込みによる影響が大きいとしたら、どうだろう。
本来エンジニアの適正があるかもしれない女の子が、パティシエを志すかもしれない（もちろんそれは、悪いことではないけれど）。
周りが『そういうものだ』と思っていることによる子供への影響は大きいのではないだろうか、と思うのです。
それが悪いことではないと思うのですが、無意識に子供の将来を制限することは、できれば避けたいと考えています。

うちの子供は女の子です。まだ色のこだわりはなく、服もどんなものでも気にしていない風です。
普段着せる服の色は、ネイビー、グレー、黒をベースに、ピンクや黄色、水色などが多いです。

あえてピンクを着せないというのも刷り込みになるし、似合わないこともないし…特にこだわりはないつもりでしたが、こだわりがない『つもり』でも、それは思い込みかもしれません。

もし娘が『ピンクいや』と言い出しても、『女の子なんだからピンク着なさい』とは言わないようにしようと思ったのでした。

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